松本市のおみやげって、何がいい?
突然ですが、
長野県松本市の「おみやげ」と聞いて何を思い浮かべますか?
そば?みそ?山賊焼き?
老舗菓子店の焼き菓子やどら焼き?
私は、県外の人に会いに行く時にいつも悩んでいました。
また、観光で来られた方に「松本でおすすめのお土産は?」と聞かれた時も困っていたのです。
そのおみやげ、本当によろこばれていますか?
信州にはすばらしい名産品、特産品がたくさんあります。
駅周辺のおみやげ売り場に行けば、目移りするほどたくさんの品々が並んでいます。
ですが私には、心の底から
「買って行ってあげたい」
と思えるものがないのです。
おいしいけれど、日持ちしない…。
おいしいけれど、小分けにしづらい…。
おいしいけれど、持って帰るのが大変…。
おいしいけれど、松本らしさに欠ける…。
自分はおいしいと思うけれど、相手は好きかどうかわからない…。
と、いつも頭を悩ませていました。
「おやき」は、おみやげとして喜ばれるのか?
では、「おやき」はどうでしょう?
信州の郷土料理「おやき」。
小麦や雑穀を使った生地で野沢菜やナスなどを包んで焼いたもの。
県外の方にも割と知られていますし、私も大好きで県内のいろいろなおやきを食べ歩いたりしています。
信州の食文化だし、お土産にもいいかも!
そう思って手土産に何度か買って行ったり、家族へのお土産に持って帰ったりしていました。
ところが…、、
「おやきねぇ~。。。いらないや」
「おやき、嫌い」
中高生の娘たちの正直な感想を聞いて、びっくりしました。
そう。
今の若い人たちはおやきを食べない…。
たしかに「おやき」は、小麦を灰で焼いた噛み応えのあるハード系の生地だったり、蒸してから焼いた、べっとりとしたものだったり…。
中の具材といえば野沢菜やカボチャ、ナス、切干大根といった素朴なものが多く、若い人受けするとは言い難い…。
実際、おやきを日常的に食べたり、人にあげたりすることが少なくなり、
業界の方の話では、おやき自体の消費量も年々減少していると聞きます。
みんなが食べたいと思える「おやき」を作りたい!
私はおやきが大好きです!
甘いものや、おかず系などさまざまな具材を包んで
オヤツにもご飯代わりにもなり、保存もしやすい。
味だけじゃなく、
信州に移り住んだ人間として、昔から信州の人々の生活に根付いている郷土料理「おやき」の存在に敬意を持っています。
以前、仕事でおやき製造販売業の方と関わったこともあります。
その頃から、どうすれば「おやき」を若い世代に食べてもらえるだろうか?
そんなことをずっと考え続けていました。
子供がよろこぶおやき
子供たちも、お餅やお団子は大好きなのです。
もっちりしていて上品な甘さで、「三色だんご」や「すあま」など見た目もカラフル。
ならばと思いついたのが、
「おやき」のような「おもち」
「おやきもち」。
米粉を使ったもっちりな生地に、つぶあんのほか、リンゴバターやキーマカレーなど、今風な具材を詰め、自然素材で色付けしたカラフルな見た目。
手荷物にも、お腹の荷物にもならない一口サイズで、もらった方も困らない。
これならば若い子も好きになる!
おみやげにぴったり!
この「おやきもち」ならば「おやき」の新しい可能性が広がります。
また信州のおみやげとして、
観光客にも間違いなく喜んでもらえるはず!
何より自分自身が「おみやげにしたい」と思えるモノです。
皆さん、「おやきもち」で郷土の食文化「おやき」を盛り上げていきましょう!
そして「おやきもち」が信州の名物おみやげに成長できるよう、応援してください。
私「大やきもち次郎」の挑戦を一緒に体感して楽しんでいただければ幸いです!
(2023年4月)
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